進学校の東筑がこの夏、私学3校を撃破!九州国際大付にも善戦して準優勝
全国高校野球選手権地方大会での進学校の躍進は毎年、話題になる。この夏、トップクラスの結果を残したのは東筑(福岡)だ。決勝では九州国際大付に1対2で敗れたが、甲子園まであと一歩と迫った戦いぶりは堂々たるものだった。
5回戦で西日本短大附を13対4の7回コールドで破って勢いに乗ると、準々決勝で昨年秋4強の近大福岡を10対3で撃破。準決勝では今春3位の希望が丘を破るなど、強豪私学3チームを下して決勝に進んだ。
東筑は近年では2017年夏、2018年センバツにも出場するなど、これまで春3回、夏6回の甲子園出場を誇る。福岡の公立校でもトップレベルとされる強さを、今年改めて発揮した。
仙台育英(宮城)時代に甲子園準V右腕として活躍した大越基・現早鞆(山口)監督を父に持つ、大越 塁捕手(2年)を始め、今夏の決勝のスタメンには3人の2年生が名を連ねた。ベンチ入りを含めると5人の2年生が、今秋からの新チームの中心的存在となる。今年以上に私学に負けないチームづくりを目指す東筑の新チームにも期待がかかる。