5月10日(土)、11日(日)に行われる宮崎県高野連招待高校野球。春のセンバツで優勝した横浜、そして明徳義塾を迎えて、宮崎県内の8校と対戦するが、注目を集めるのが延岡学園の153キロ右腕・藤川 敦也投手だ。

 昨年5月の県選手権大会1回戦で153キロを計測し、続く夏の選手権宮崎大会でも150キロをマーク。躍動感溢れるフォームから唸りを上げるボールを投げ込み、ドラフト候補としてスカウトからも注目を集めている。

「相手はすごいバッターがいっぱいいると思いますが、やっぱり真っ直ぐで三振を取りたいです」

 昨秋は、肘痛によるコンディション不良で満足に投球できず、春季大会も登板は2試合のみ。大会と重なったため日本代表候補合宿も辞退したが、コンディションは右肩上がりに良くなっているという。

「正直、秋は球速も出てなかったですし、コントロールもできてなかったです。(出来は)50%くらいでした。今やっと状態も上がってきて、85~90%くらいで全開に近づいてきています」

 招待試合では10日に明徳義塾と対戦する予定だ。高卒プロ入りを目指す藤川にとって、招待試合は絶好のアピール機会となる。真価を発揮することができるか注目だ。