5月に入り、入学から1ヶ月が経った高校1年生たち。この世代は優秀な選手が多く、侍ジャパンのU-15代表は昨年の世界大会で優勝を収めている。そんな“黄金世代”の期待の選手たちを紹介していきたい。

横浜では146キロ右腕、西武台でもスケールの大きい190センチ左腕がデビュー!

西武台の長身左腕・深見

 センバツ優勝の横浜で早くもデビューしたのは、24年のU-15代表だった福井 那留投手。県大会初戦の市ケ尾戦で初登板した。173センチと投手としては小柄だが、最速146キロの速球は威力があり、秋以降では主力投手として活躍する可能性も。本格派左腕・小林鉄三郎投手も4回戦の横須賀学院戦で登板した。130キロ中盤の速球、切れのあるスライダーを投げ込む。

 埼玉でも期待の投手たちが登板した。昨秋準優勝の西武台では190センチ左腕・深見 陵太がデビューし、春の県大会2試合をいずれも無失点に抑える投球を見せた。これほどスケールが大きい投手がこの3年間でどんな成長を見せるのか注目が集まる。山村学園の島本 琥聖投手は2試合に登板した。島本は浦和シニア出身で、岡野泰崇監督も素質の高さを高く評価。しなやかな腕の振りから130キロ前半の速球を投げ込む。

 大阪では大阪学院大高に進学した146キロ右腕・林 将輝投手が5回戦の履正社戦で登板した。北海道の日高シニア時代にはU-15代表に選出され、伸びのある快速球を投げていた逸材は早くも1年春から経験を積んでいる。

センバツ準V・智弁和歌山でも1年生がベンチ入り!

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