<2025年全国高校野球選手権東東京都大会:修徳9×ー8足立新田>◇6日◇1回戦◇大田スタジアム
修徳が9回サヨナラ勝ちで3回戦進出を果たした。昨秋からチームを率いている山崎 剛史監督にとっては夏の大会初勝利。劇的勝利で飾り「ホッとしました」と胸をなでおろした。
苦しみながらも総力戦で掴み取った。序盤は大量8点をリードして試合を優位に運んだが、足立新田打線も反撃に転じ、中盤に8点を奪い返した。その後もこう着した展開が続いたが、5人の継投で勝ち越しを許さなかった。
打線も投手陣の踏ん張りに応えるかのように、9回無死一、三塁のチャンスを作り、岳原 雄大内野手(3年)のサヨナラ犠飛で試合を決めた。「前の二人がチャンスを作ってくれたので、自分は1本出すだけだった」と、4回以降打ちあぐねていた鈴木 義之助投手(3年)から値千金の決勝打を放った。
チームとしては酷暑による暑さ対策にも苦しめられた。直前まで雷注意報の影響もあり、屋外での活動に制限があったが、この日も朝から厳しい日差しが照り付け、複数選手の足がつるなどアクシデントが発生した。エース右腕の築田 駈翔投手(3年)も、先発から一度外野にまわっていたが、6回からこの日2度目のマウンドにあがった。しかし、両足がつったことで途中降板。「外野の練習はしていたが、試合途中からの登板は公式戦で初めてだった。3年生が打たれてしてしまって、自分が何とかしようと思ったが力んでしまった」と悔やんだが、指揮官も「将来のある選手。本人も行きたいと言っていましたけど、選手のことを考えて交代しました」と話していた。
次戦は春都大会8強の小山台と対戦する。実力校との対戦を前に山崎監督は 「秋春と都内でベスト8に入り、実力のあるチーム。相手に向かっていく中で、自分達らしい野球を展開したい」と意気込んでいた。
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