17日に開幕する今年の春季関東大会(水戸・ひたちなか開催)は野手のドラフト候補が多く出場する。大会を盛り上げる逸材たちを紹介したい。
県大会8本塁打の浦和学院は野手のタレントがズラリ
今大会の出場校中NO.1の強力打線といえば浦和学院だろう。県大会5試合で8本塁打を放った。それも上尾、花咲徳栄といった強豪揃いのブロックで対戦する中で記録したもの。その強力打線を牽引するのが藤井 健翔内野手だ。
県準決勝まで高校通算28本塁打を記録していたが、いずれも練習試合で公式戦での本塁打はなかった。しかし、準決勝の川越東戦で2本塁打、決勝の叡明戦でも本塁打を放ち、計3本を記録した。そのうち1本が広い県営大宮公園球場の防球ネットの上段に当てる特大本塁打だった。森大監督は「パワーは外国人打者みたい」と評するスラッガーは関東大会の舞台でも猛打爆発なるか。
3番垣内 凌外野手の評価も上がっている。下級生のときから主軸として活躍してきたが、この春の県大会では花咲徳栄戦で本塁打を放ち、大会通して好調だった。ライトから抜群の強肩を披露し、強肩強打の外野手としてスカウトの評価が上がっているという。
1年生から4番を打ってきた西田 瞬内野手にもプロは注目している。コンタクト力が非常に高く、ドラフト候補投手との練習試合でも常にクリーンヒットを放ってきた右の中距離打者だ。セカンド守備も上達のあとが見える。
“恐怖の6番打者”林田 大空内野手は上尾戦で2本塁打を記録し、花咲徳栄との一戦でも4打数3安打と大当たり。大会通して19打数7安打と結果を残した大型スラッガーだ。
この4人のスラッガーに加えて強肩巧打の捕手・落合 隼飛、正確な守備を見せるショート・石田 陽平内野手と守備力の高い野手たちもスタメンにいるのが強みだ。