実戦力の高い野手が揃う横浜、東海大相模の選手たち
公式戦25連勝の横浜のセンター・阿部 葉太外野手、セカンド・奥村 凌大内野手、サード・為永 皓内野手の3選手はミート力、守備力、走塁技術すべてにおいて高水準の実戦派野手トリオだ。
2年生ショート・池田 聖摩内野手の成長も著しい。投手としても140キロ前半の速球を投げ込み、守備ではその強肩を活かして、三遊間の深い位置からでもアウトにすることができる。内野安打になりそうな打球を阻止してきた。打撃もミート力が高く、打撃面でも存在感を示していきたい。
準優勝の東海大相模は横浜との決勝戦で延長10回に及ぶ激戦を見せた。好投手を苦にしない打撃を見せた。スラッガー・金本 貫汰内野手、左の中距離打者・中村 龍之介外野手が中心。金本は県大会では本塁打こそなかったが、4回戦以降の4試合では16打数8安打を記録した。捉えた打球は速く、関東大会でも爆発なるか。中村は16打数7安打を記録し、広角にも鋭い打球を打てる強打者だ。
2年生ショートの安嶋 浬久内野手が急成長した。準決勝の三浦学苑戦で満塁本塁打を放つなど、準々決勝以降の3試合で13打数7安打と大当たりだった。細身だが、的確にミートできて、遠くへ打球を飛ばす打撃技術は秀でたものがある。来年のドラフト候補として注目したい逸材だ。