2025年夏の全国高校野球選手権の栃木大会の抽選会が18日に予定されている。今年の開幕は7月10日で、決勝の予定は27日。県内の強豪が順当にシード権を獲得し、大会を盛り上げていくことになる。

 秋春と栃木で連覇を果たしたのは、佐野日大。プロ注目の最速146キロ左腕・洲永 俊輔投手(3年)をはじめ、安定した投手陣と爆発力のある打線が売り。夏も優勝候補の筆頭に挙げられる。

 名門の作新学院は春の招待試合でも好調を維持。文星芸大付国学院栃木青藍泰斗らの上位常連もシード校として大会を迎える。

 幸福の科学学園は初めて春8強に入りシード権を得た。ドミニカ共和国からの留学生コンビ、エミール・セラーノ・プレンサ投手、ユニオール・エルイン・ヌニエス・ジャケス捕手を中心とした新興勢力の夏の快進撃なるか。

 秋準優勝、春4強の宇都宮工は公立校として、この世代のトップクラスを走ってきた。集大成の夏に、1986年以来、39年ぶりの夏甲子園を狙う。

 昨年春の関東王者・白鴎大足利や、大会連覇を狙う石橋など、ノーシード勢の組み合わせにも注目したい。

【一覧】夏の栃木大会過去10年の代表校

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