県大会大当たりの佐野日大のスラッガーなど各出場校に期待の野手たちが続々出場

 秋に続いて、春優勝の佐野日大はスラッガーながら1番に座る強打者・井上 遥翔内野手が16打数10安打7打点、二塁打4本と大当たり。ミート重視でも左中間、右中間を破る強烈な打球を放ち、ドラフト候補としてワンランク成長を見せている。

 準優勝の作新学院も強打者が揃う。特に3番葭葉 慶治外野手(3年)は3回戦、準々決勝で2試合連続本塁打を放ち、腰が入った強烈なスイングで遠くへ飛ばす左の強打者だ。粘り強い守備とパンチ力ある打撃を兼ね備えた三塁手・土井 雄一郎内野手(3年)は今年の栃木を代表する強打者として注目したい。

 センバツベスト4の健大高崎は高校日本代表候補に入った小堀 弘晴捕手(3年)、県大会でも本塁打を放った強打者・秋山 潤琉内野手(3年)、長打力に磨きがかかっている快足センター・石田 雄星(2年)と野手もタレント揃いで、関東大会でも強打県大会を発揮できるか。県大会準優勝の桐生第一角田 悠輔内野手(3年)はミート力、アグレッシブな走塁、高い守備力が揃ったショートストップだ。

同じくセンバツ出場の山梨学院では高校日本代表候補に入った横山 悠捕手(3年)が冷静なリード、強肩が光る好捕手だ。正確なスイングで鋭い打球を飛ばす。152キロ右腕・菰田 陽生投手(2年)は打者としても長打を量産する大型スラッガーだ。強肩巧打の萬場 翔太内野手(3年)は広角に打ち分ける打撃と二塁、遊撃も器用に守れる守備力が持ち味だ。

 千葉の春3連覇を達成した専大松戸はミート力が高い選手を揃えるが、持丸修一監督が攻撃のキーマンと評価するのが土田 悠翔外野手(3年)だ。セーフティーバントがうまく、小技、強打のどちらもできるため、相手からすれば厄介な打者だ。2年生スラッガー・吉岡 伸太朗内野手は強烈な打球を飛ばし、三塁守備でも強肩を見せる。将来的には捕手として育てる方針だ。

6年ぶり出場となった習志野は岡田 諒介内野手(3年)が攻守の中心。広角に打ち分け、いろんな投手のタイプに対応できる打撃技術の高さは必見だ。

 初の春季都大会優勝を収めた東亜学園は野球センスが高い好ショート・政岡 亨汰内野手(3年)がキーマン。都大会では打撃不振だったが、関東大会で攻守ともに冴えたプレーを期待したい。準優勝の東海大菅生はプロ注目の遊撃手・前田 蓮内野手(3年)、下級生の時から主軸で活躍した左の好打者・小上防 登生内野手(3年)が攻撃の中心だ。

 常総学院の2年生ショート・水口 煌太朗内野手の高い守備力は島田直也監督も評価する。4番に座る柳光 璃青外野手(3年)はしなやかなスイングからライナー性の打球を飛ばし、ライトの守備でも強肩と球際の強い守備を見せる。

<関東大会注目野手>

落合 隼飛捕手(3年=浦和学院

藤井 健翔内野手(3年=浦和学院

垣内 凌外野手(3年=浦和学院

林田 大空内野手(3年=浦和学院

石田 陽平内野手(3年=浦和学院

阿部 葉太外野手(3年=横浜

奥村 凌大内野手(3年=横浜

為永 皓内野手(3年=横浜

池田 聖摩内野手(2年=横浜

中村 龍之介外野手(3年=東海大相模

金本 貫汰内野手(3年=東海大相模

安嶋 浬久内野手(2年=東海大相模

井上 遥翔内野手(3年=佐野日大

葭葉 慶治外野手(3年=作新学院

土井 雄一郎内野手(3年=作新学院

小堀 弘晴捕手(3年=健大高崎

秋山 潤琉内野手(3年=健大高崎

石田 雄星(2年=健大高崎

角田 悠輔内野手(3年=桐生第一

横山 悠捕手(3年=山梨学院

菰田 陽生投手(2年=山梨学院

萬場 翔太内野手(3年=山梨学院

政岡 亨汰内野手(3年=東亜学園

前田 蓮内野手(3年=東海大菅生

小上防 登生内野手(3年=東海大菅生

吉岡 伸太朗内野手(2年=専大松戸

土田 悠翔外野手(3年=専大松戸

水口 煌太朗内野手(2年=常総学院

柳光 璃青外野手(3年=常総学院