日本高校野球連盟(日本高野連)は21日、大阪市内で理事会を開き、大会中や普段の部活動の現場から熱中症を少しでも減らし、重症化を防ぐための対策をまとめ、日本高野連のホームページ内に「深部体温を下げて 熱中症を防ごう!!」と題したページを開設したと発表した。
主な内容としては、深部体温を下げることが熱中症予防のポイントであることを強調し、主な方法としてアイススラリーの摂取(代替方法含む)と手のひら冷却を推奨。また症状の重さ別の対処法もまとめ、学校でもできる応急処置としてローテーションアイスタオル法(氷水に浸したタオルを全身にかける冷却法)も紹介している。
熱中症とは
熱中症対策のはじめに
深部体温を下げよう
手のひら冷却
アイススラリーを飲む
普段の部活動で
疑わしい症状が出たら
全国選手権大会での症状
全国選手権大会での対策事例
加盟校での対策事例
の10項目があり、症状のチェックシート表もダウンロードできる。
大阪大学大学院医学系研究科 健康スポーツ科学講座 スポーツ医学教室 一般社団法人「アスリートケア」(理学療法士の団体)が監修し、イラストなども添えられた読みごたえのある内容となっている。
今後は加盟校の指導者や部員に情報を届けるため、ポスターも作成し、各都道府県高野連と加盟校にも配布される。