鵡川vs日本文理
西藤君(鵡川)
鵡川打線爆発!18安打11得点の大暴れ!
15日(土)の第二試合は北信越地区代表・日本文理vs北海道地区代表・鵡川の一戦。試合は、日本文理がいきなり3点を先制する。しかし、鵡川はすぐさま怒涛の反撃を始めた。果たして勝利の女神はどちらの手に・・・。
この試合の先制点を奪ったのは日本文理。不安定な立ち上がりの鵡川のエース・西藤君を攻める。 2回表、2アウトながら2塁にランナーを置くと、1番切手君が内安打。これでランナー1,3塁とチャンスを広げると、続く2番高橋(準)君がセンターへはじき返し、日本文理が1点を先制する。さらに、3番伊藤君の打球をサードがエラーしてしまい、1点を追加。なおも、2アウト1、3塁、4番吉田君の場面で、ファーストへの牽制球が逸れ、この間にランナー1人が生還。日本文理はラッキーな形でこの回3点をものにした。鵡川は序盤、守備の乱れが目立ち、追いかける試合展開となってしまった。
しかし、今日の鵡川に焦りは見られない。むしろ、この3失点で目が覚めたのかもしれない。2回裏、4番柳田君がヒットで出塁すると、 5番森君はレフトへ大きな打球を打ち上げる。これがレフトスタンドへ突き刺ささる2ランホームランとなり、一挙に3-2と追い上げを見せる。なおも、エラーとヒットでノーアウト1,3塁の場面を作ると、8番岩谷君がレフトへタイムリーヒットを放つ。ランナーが1人返り、早くも鵡川は同点に追いついた。
伊藤君(日本文理)
さらに、フィルダーチョイスで満塁とすると、2番宮本君はサードへ内安打を放ち、鵡川は逆転のランナーを遂にホームへ返した。その後も、犠牲フライで1点を加えた鵡川はこの回一挙に5点を奪う猛攻を見せ、逆転に成功したのであった。
こうなれば試合は完全に鵡川ペース。3回裏、1アウト2、3塁の場面で8番岩谷君がまたしてもレフトへタイムリーを放ち、ランナーを1人返す。続く9番萩谷君もライト前タイムリーで1点を追加。7-3と日本文理を突き放す。
さらに、鵡川打線はとどまる事を知らない。続く4回裏にも、4番柳田君のレフトオーバーのソロホームランが飛び出すと、エラーや1番阿部(智)君のタイムリーでこの回さらに3点を追加する。
立ち上がりこそ不安定な内容であった鵡川・西藤君は尻上がりに調子を上げていく。3回以降は、日本文理打線に的を絞らせない上々のピッチングを披露する。疲れが見え始めた7回には、相手の5番武石君、6番若林君にタイムリーを打たれ、2点を失うものの、 8回までなんとか投げ抜いた。9回、西藤君と交代したばかりの石井君はいきなり日本文理の4番吉田君に3ベースを打たれた後、犠牲フライで1点を失うものの、後続をきっちり抑え、序盤の大量点を守り抜いた。結局11-6で鵡川が勝利。鵡川の重量打線が火を噴く形となった。