巨人はドラフト12人中3人が甲子園を経験! 優勝、U-18代表、大谷翔平の後輩…多彩な経歴
10月26日にドラフト会議が行われ支配下72人、育成50人の合計122人が指名された。その経歴は様々だが、その全員が高校野球を経験している。高校野球の集大成ともいえる甲子園に出場経験のある選手は、どれだけいるのだろうか。球団ごとに確認していきたい。
巨人はドラフト1位で西舘 勇陽投手の交渉権を獲得した。西舘は大谷 翔平投手(エンゼルス)や菊池 雄星投手(ブルージェイズ)と同じ花巻東(岩手)の出身。2年春夏、3年夏と、3度甲子園の土を踏んだ。合計3試合に登板しているが、8回を投げ防御率10.13と際立つ結果を残すことはできなかった。
ドラフト2位の森田 駿哉投手は、富山商(富山)で3年夏の甲子園に出場した。3回戦で日本文理(新潟)の飯塚 悟史(元DeNA)に投げ負けたものの3試合で25回を投げ、防御率0.72と堂々の成績を残している。甲子園終了後に行われたU-18アジア大会の日本代表に、巨人へ入団した岡本 和真内野手(智辯学園出身)らとともに選出され、銀メダル獲得に貢献した。
ドラフト4位の泉口 友汰内野手は、名門・大阪桐蔭(大阪)出身。徳山 壮磨投手(DeNA)と同学年で、3年春夏の甲子園に出場し、春の甲子園では日本一に輝いている。甲子園では、遊撃手のレギュラーとして2大会合計7試合で打率.538(13打数7安打)と打ちまくった。
ドラフト3位の佐々木 俊輔外野手(帝京出身)と同5位の又木 鉄平投手(日川高出身)は、いずれも甲子園出場がなかった。また育成ドラフトで指名した7選手も甲子園への出場はなかった。
文=勝田 聡
<巨人の指名選手>
※◎は甲子園で自身が出場経験あり
1位:西舘 勇陽(花巻東ー中央大)◎
2位:森田 駿哉(富山商ー法政大ーHonda鈴鹿)◎
3位:佐々木 俊輔(帝京ー東洋大ー日立製作所)
4位:泉口 友汰(大阪桐蔭ー青山学院大ーNTT西日本)◎
5位:又木 鉄平(日川高ー東京情報大ー日本生命)
育成1位:三浦 克也(高岡向陵ー東京国際大)
育成2位:村山 源(鹿屋中央)
育成3位:宇都宮 葵星(松山工ー四国IL愛媛)
育成4位:田上 優弥(日大藤沢)
育成5位:園田 純規(福岡工大城東)
育成6位:千葉 隆広(旭川明成)
育成7位:平山 功太(瀬戸内ー環太平洋大中退ーベイサイドリーグ千葉)