関東第一高等学校(東京) 【東京地区代表】
関東第一高等学校東京地区2年ぶり3回目
チーム紹介
2年ぶり東京都の頂点に立った関東一。今年はまさに我慢と守備がウリのチームだ。
初戦の駒込戦。8回まで3対1で敗れていたが、8回裏にひっくり返して、逆転勝利。その勢いで一気に勝ち上がり、迎えた決勝戦・二松学舎大付戦では延長10回に及ぶ熱戦となり、山口 太誠のサヨナラ打で優勝を決めた。このようにしぶとく我慢強く戦いながら勝てるのが今年の関東一のチームカラーだ。
しぶとく勝てることができるのは内外野の堅い守備にある。捕手の池田瞳夢は強肩で走者を釘づけし、そして経験に裏打ちされたインサイドワークで、投手陣の持ち味を引き出し、数々のピンチを切り抜けた。内野では主将でショートを守る五十嵐 雅大を中心に堅実な守備を披露。外野ではセンターを守る熊井 智啓は俊足を生かし、抜けそうな打球を好捕してきた。
米澤監督は「新チームがスタートした2か月前と全く別のチームへ成長した」と話すように勝ち進むごとに攻守に成長を見せている。今回の神宮大会で都大会以上の野球を見せるか注目だ。
投手紹介
投手陣は本格派右腕・羽毛田 晶啓、左腕の阿部 武士が中心。羽毛田はブロック予選では無失点の好投。本大会は不調で、失点することも多かったが、米澤監督は悪い状態でありながらも、エースならば試合の中で修正しながらゲームメイクしてほしいという思いで、投げさせた。神宮大会でも粘り強く投げてチームの勝利に貢献したい。
阿部はリリーフ・先発で好投。米澤監督も「阿部の好投が大きかった」と話すようにまさに優勝の原動力となった。球速は120キロ後半と速くないが、大きく曲がるカーブ、キレの良いスライダーは決め球として使い、打者を封じてきた。本大会では29回を投げて自責点はわずか1点で、防御率0.31と絶対的な安定感を見せた。
公式戦8勝0敗
勝ち上がり | 相手 | |||
---|---|---|---|---|
東京都一次予選 | 2回戦 | ○ | 9-2 | 都立東 |
代表決定戦 | ○ | 10-0 | 狛江 | |
東京都本大会 | 1回戦 | ○ | 4-3 | 駒込学園 |
2回戦 | ○ | 7-0 | 王子総合 | |
3回戦 | ○ | 6-1 | 城北 | |
準々決勝 | ○ | 7-0 | 足立西 | |
準決勝 | ○ | 4-0 | 東海大高輪台 | |
決勝 | ○ | 7-6 | 二松學舎大附属 |
東京都 本大会での登録選手(◎:主将)
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 羽毛田 晶啓 | 2 | 182 | 80 | |
2 | 池田 瞳夢 | 2 | 174 | 76 | |
3 | 前田 耕司 | 2 | 180 | 85 | |
4 | 篠田 泰成 | 2 | 170 | 66 | |
5 | 伊藤 雅人 | 1 | 176 | 75 | |
6 | ◎ | 五十嵐 雅大 | 2 | 183 | 74 |
7 | 大内 巧 | 2 | 169 | 65 | |
8 | 熊井 智啓 | 2 | 164 | 64 | |
9 | 桑名 京祐 | 1 | 167 | 64 | |
10 | 阿部 武士 | 1 | 175 | 65 | |
11 | 岩田 篤哉 | 1 | 174 | 71 | |
12 | 鈴木 大智 | 1 | 174 | 69 | |
13 | 森山 将 | 1 | 163 | 75 | |
14 | 吉本 圭介 | 2 | 176 | 76 | |
15 | 石田 大 | 2 | 174 | 67 | |
16 | 清 政典 | 2 | 172 | 85 | |
17 | 山口 太誠 | 2 | 180 | 78 | |
18 | 臼井 昂平 | 2 | 167 | 72 | |
19 | 大川 公輝 | 2 | 174 | 74 | |
20 | 田邉 廉 | 1 | 173 | 69 |
記録員 | 須賀 早和子 |
記録員 | 鈴木 愛美 |
記録員 | 千葉 優美 |
監督 | 米澤 貴光 |
部長 | 池田 二郎 |
■高校別データ:関東一