横浜vs湘南工大附
絶対的なエースが3失点、それでも打線がカバーした横浜が5回コールド勝ち
＜第105回全国高校野球選手権神奈川大会：横浜13－3湘南工大附（5回コールド）＞◇16日◇4回戦◇サーティーフォー保土ケ谷
先発はエースの杉山 遥希投手（3年）。村田監督によると、1度でも真夏のマウンドを経験させることで、公式戦の緊張や暑さに慣れさせるのが狙いで、相手のレベルが上がる終盤戦へ向けてのものだった。
初登板からか、直球は常時130キロ前半〜130キロ後半（最速139キロ）と直球には威力はあるものの、スライダーなどが甘く入ってしまい、3回に集中打を打たれ3点を失った。
しかしその裏、すぐに反撃。5番に座った1年生・阿部 葉太外野手が右中間を破る適時三塁打で2点を返す。その後、内野ゴロの間に阿部も生還し、3対3の同点に。
4回には打者12人の攻めで、一挙9点を入れ、12対3とすると、5回には椎木 卿五捕手（2年）が本塁打を放ち、13対3の5回コールド勝ちとなった。
この日は打線が爆発した。村田監督は「この日は打線が頑張らないと」と発破をかけて臨んだ試合で、多くの選手が持ち味を発揮していた。
エースの杉山は「緊張からか、変化球のコントロールが甘くなってしまいました。1回、マウンドを経験したことは大きかったです。次回へ向けて修正したいです」と課題を語った。
5回戦では今年の公立校でもトップレベルの実力を誇る湘南と対決する。この試合もハイレベルな試合が期待できそうだ。
