<第77回春季関東地区高等学校野球大会:東海大相模10×-3常総学院>◇19日◇2回戦◇ノーブルホームスタジアム水戸

 東海大相模常総学院にコールド勝ちで初戦突破を決めた。

 この日春初先発となった福田 拓翔投手(3年)は、初回から2本のヒットを許し、2回には一死二、三塁から水口 煌太朗内野手(2年)に先制打を許す苦しい投球に。それでも常時130キロ中盤、最速139キロの真っ直ぐを軸に3回1失点にまとめてマウンドを降りた。背番号「1」を背負わせ、期待をかけた原 俊介監督は、「夏に向けて現状を知ることは大事。空振りやファールがとれていないので、ここからまた頑張って欲しい」と奮起を促していた。

 一方の打線は神奈川大会同様に好調を維持。福田が2回に逆転打を放つと、岡山 泰生外野手(3年)の犠飛、安嶋 浬久内野手(2年)の適時三塁打などで流れを取り戻した。

 その後も中村 龍之介外野手(3年)の本塁打などで突き放すと、盗塁や相手の守備の隙をつく積極的な走塁で得点を重ねた。最後も7回に佐藤 惇人捕手(3年)のツーランスクイズで7点差をつけ、コールド勝ちを収めた。最後まで足を絡めた攻撃に指揮官も「ひとつのテーマでもある。今日はよかったと思う」と選手を称えていた。

 次戦は昨秋の関東大会で敗れた山梨学院と対戦する。この日一発を放った中村は、「あの試合から自分達も成長してきた。山梨学院に負けた理由を考え、チームとして高めてきた部分もあるので、今までやってきたことを発揮したい」と闘志を燃やしていた。