試合レポート

東京ヤクルトスワローズvs中日ドラゴンズ

2023.04.19

今季四国唯一のNPB公式戦はヤクルトが中日を完封リレーで下す!

東京ヤクルトスワローズvs中日ドラゴンズ | 高校野球ドットコム
東京ヤクルトスワローズ先発・サイスニード

<ヤクルト2ー0中日>◇18日◇坊っちゃんスタジアム

 今季四国地区で唯一のNPB公式戦となるJERAセ・リーグ公式戦・ヤクルトvs中日3回戦が、愛媛県松山市の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]で開催された。

 ヤクルト主催試合としては、2013年5月11日の阪神戦以来の2万人超となる24,531人の大観衆が詰め掛ける中、躍動したのは秋季キャンプ開催地として慣れ親しんだフィールドに帰ってきたヤクルトだった。

 まず初回に2死三塁からワールド・ベースボール・クラシック(WBC)侍ジャパン代表の村上 宗隆内野手(九州学院出身)の技あり左越え二塁打で先制すると、4回にも無死満塁から6番・太田 賢吾外野手(川越工出身)の二ゴロで追加点を挙げた。

 これを先発のサイスニードが最速157キロを出し6回を無失点。残る3イニングをヤクルトが誇るリリーフ陣、石山 泰稚投手(金足農出身)、清水 昇投手(帝京出身)、田口 麗斗投手(広島新庄出身)が150キロ近い直球を軸に1回ずつを完ぺきに抑え、完封リレーを完成させた。

 対する中日も、横浜高出身、今年で37歳となる涌井 秀章投手が最速149キロを出し5回を3安打5奪三振、自責点1の力投。高知高出身の木下 拓哉捕手も、地元・四国地区に錦を飾る好リードと2本の二塁打と奮闘したが1歩及ばず。試合はヤクルトが2対0で中日を下した。

 試合後のヒーローインタビューでは2年連続の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]での勝利投手となったサイスニードが「マツヤマ、サイコー!」と日本語であいさつ。緊張感ある中にも、随所にプロの技が見えた熱戦に、観衆の多くが笑顔で帰路に就いた。

(取材=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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