過去のうさぎ年ではどんなチームが甲子園優勝しているのか?
日大三時代の吉永 健太朗
2023年となり干支は卯年。プロ野球界では、日本ハムの清宮 幸太郎内野手(早稲田実業出身)や西武・平良 海馬投手(八重山商工出身)といった1999年生まれの選手や、ロッテ・角中 勝也外野手(日本航空第二=現・日本航空石川出身)などの1987年生まれの選手たちが年男となる。
12年前の卯年だった2011年のセンバツ優勝校は、田中 俊太内野手(現DeNA)や菅野 剛士外野手(現ロッテ)といった数年後に複数人のプロ野球選手が誕生することになる東海大相模(神奈川)。夏選手権は高山 俊外野手(現阪神)や横尾 俊建内野手(現楽天)を輩出した日大三(西東京)。前年の明治神宮大会では優勝、センバツでは4強と世代のトップを走り続けた日大三が10年ぶりの優勝を果たした。
1987年はPL学園が春夏連覇を達成した。このチームも多くのプロ野球選手が誕生したことで有名な世代。エース・野村 弘樹投手(元・横浜)をはじめ、主将で現在中日監督の立浪 和義内野手、4番の片岡 篤史内野手(元日本ハムなど)、右のエース・橋本 清投手(巨人など)、2年生ながらスタメン出場を果たした宮本 慎也内野手(元ヤクルト)と5人ものプロ野球選手を輩出した。
卯年の優勝校から多くのプロ野球選手が誕生しているのは偶然か、それとも必然か。明治神宮大会を制した大阪桐蔭を中心に、どんなチームが2023年を盛り上げるのか注目だ。
卯年に甲子園で優勝したチーム(戦後)
年 選手権 センバツ
2011 日大三(西東京) 東海大相模(神奈川)
1999 桐生第一(群馬) 沖縄尚学(沖縄)
1987 PL学園(大阪) PL学園(大阪)
1975 習志野(千葉) 高知(高知)
1963 明星(大阪) 下関商(山口)
1951 平安(京津・京都) 鳴門(徳島)