ソフトバンク・柳町 達外野手(慶応慶応義塾大)が好調を維持している。昨年は73試合と3年連続での100試合出場を逃したが、今季はここまで24試合で打率.333と結果を残し、チームに欠かせない存在となっている。

 5月6日の西武戦では3安打5打点の大暴れでチームの大勝に貢献。この日放った3本のタイムリーすべてがセンターからレフト方向と、持ち味でもある逆方向へのバッティングを発揮した。8日時点で得点圏打率は脅威の.400。さらには出塁率.440とチャンスメイク能力にも長け、自慢のバットでアピールし続けている。

 柳町は主に6、7番でのスタメン起用が多いが、5月3日から6日まで2、3番で起用され、4連勝とチームは波に乗っていた。現在柳町とともに当たっている野村 勇内野手(藤井学園寒川拓殖大NTT西日本)など、好調な選手と上位打線を組み、チームの得点力アップにつなげたい所だ。

 ソフトバンクは近藤 健介外野手(横浜)、柳田 悠岐外野手(広島商広島経済大)をはじめ、今宮 健太内野手(明豊)、周東 佑京外野手(東農大二―東農大オホーツク)ら、主力選手の怪我が相次いでいる。開幕スタメンの野手8人の内、山川 穂高内野手(中部商富士大)を除いた7選手が離脱を経験し、リーグ5位と苦しい状況が続いている。主力の復帰まで、チームを支える活躍を見せられるのか。柳町の打撃に注目が集まる。