西武の中村 剛也(大阪桐蔭出身)が41歳とは思えないパフォーマンスを見せている。昨年は58試合、打率.191、7本塁打、14打点、OPS.626と苦しんだが、今年は息を吹き返し、ここまで21試合、打率.300、2本塁打、6打点、OPS.877の好成績を残している。
少ない打席数だが、現在のOPSは4度目の本塁打王に輝いた2012年や30本塁打を放ち、打点王に輝いた2019年に匹敵する水準。今年50打席以上に立っている選手の中でもリーグ4番目に位置する。出塁率.397と四球も選べており、長打力だけでなく、選球眼も衰え知らずの状態だ。
5月4日の日本ハム戦では、5番・指名打者で先発出場すると、9回に守護神・田中 正義の速球を捉え、NPB通算480号を放った。今年は休み休みのスタメン出場となっているが、安定した成績を残しており、通算500号の大台も見えてきている。どこまで記録を伸ばせるか、中村の打撃に注目だ。
※成績は5月8日終了時点