12日、巨人の阿部 慎之助監督がリチャード内野手(沖縄尚学)の二軍降格を明言した。

 この日、8番・サードでスタメン出場したリチャードは6回無死一塁の場面で低めのボール球を見逃すと、増田 陸内野手(明秀日立)が二盗を失敗。増田はエンドランを狙い、遅いタイミングでスタートを切ったが、リチャードはサインを見逃し、余裕を持ってアウトになった。結局この打席で中飛に倒れ、その裏の守備からリチャードは交代となった。

 昨月12日に秋広 優人内野手(二松学舎大付)、大江 竜聖投手(同)との交換トレードでソフトバンクから移籍を果たし、移籍初日で本塁打を記録するなど、鮮烈デビューを飾っていた。しかし、打率は.095まで落とし、18試合で三振19と課題を克服することが出来ずにいた。電撃トレードから一ヵ月、再びファーム生活となったリチャードは「二軍の帝王」から脱却できるのだろうか。