ソフトバンクの高卒2年目・前田 悠伍(大阪桐蔭)が二軍で5月、6月と2ヶ月にわたり、無失点投球を披露。まさに無双状態となっている。
大阪桐蔭からドラフト1位でプロ入りすると、昨年は二軍で12試合、4勝1敗、奪三振率8.03、防御率1.94と高卒新人らしからぬ数字をマーク。一軍デビュー戦は、3回8安打6失点とほろ苦い登板となったが、将来の活躍を予感させるシーズンを過ごした。
2年目の今年も、二軍での登板が続いているが、5月以降は31イニング連続無失点。ここまで10試合、5勝2敗、奪三振率8.55、防御率1.17を記録し、ストレートの平均球速も2キロアップするなど、さらなる進化を見せている。
他球団であれば、一軍昇格も視野に入るが、一軍の先発陣に阻まれている。有原 航平(広陵‐早稲田大)、リバン・モイネロ、上沢 直之(専大松戸)、大関 友久(土浦湖北‐仙台大)と、実績のある4投手が開幕からローテーションを守り、5勝以上を記録するなど、安定した投球を見せている。
その他、3年目の大型左腕・前田 純(中部商‐日本文理大)に加え、リリーフで好投していた松本 晴(樟南‐亜細亜大)が5月下旬から先発に回り、東浜 巨(沖縄尚学‐亜細亜大)も谷間で好投を披露するなど、充実した布陣を誇る。二軍で好投を続ける前田ですらも、入り込む余地がない状況だ。
シーズン前半はチャンスが回ってこなかったが、ソフトバンクは9月下旬に9連戦が組まれており、後半戦では一軍チャンスがあるはずだ。今シーズン中の一軍初勝利に期待したい。
※成績は7月2日終了時点
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