昨年の覇者・ソフトバンクが開幕から故障者が続出し、最下位に沈んでいる。その一方で昨年オフにソフトバンクを退団した選手が新天地で結果を残している。

 ソフトバンクから戦力通告を受け、育成再契約を断り、中日と育成契約を結んだ三浦 瑞樹盛岡大付東北福祉大)はファームで契約を残し、開幕直後に支配下登録。5月1日にはプロ初先発マウンドに上がると、5回2失点の好投を見せ、移籍後初登板でプロ初勝利を記録した。

 同じく戦力外を受け、西武に移籍した仲田 慶介福岡大大濠福岡大)も新天地で支配下契約を勝ち取り、開幕から一軍に定着している。

 現役ドラフトでソフトバンクから移籍した吉田 賢吾(横浜商大高 - 桐蔭横浜大)は4月2日の古巣・ソフトバンク戦でプロ初本塁打をマーク。すでに自己最多の試合数を更新し、3本塁打を放っている。

 濱口 遥大三養基- 神奈川大)とのトレードでDeNAに移籍した三森 大貴青森山田)も外野や一塁、三塁をこなし、スタメンに定着。チームトップの5盗塁を記録するなど、持ち味を発揮している。

 さらにはFA移籍した甲斐 拓也楊志館)が新天地で攻守にわたり大活躍。開幕から約1ヶ月ながらも、巨大戦力・ソフトバンクから移籍した選手の活躍が目立っている。