開幕から故障者続出に苦しむソフトバンクは、リチャード(沖縄尚学)を放出し、巨人から秋広 優人(二松学舎大付)、大江 竜聖(同)をトレードで補強した。
このトレードにより、ソフトバンクの支配下登録選手は1人増え、67人となった。ソフトバンクは現在12球団最多の53人の育成選手を抱えている。53人が残る3枠の支配下枠を争うことになり、さらに競争が激化する形となった。
支配下に一番近いと言えるのが、育成6位ルーキー右腕の川口 冬弥(東海大菅生‐城西国際大‐ハナマウイ‐徳島インディゴソックス)だ。二軍では開幕から10試合連続無失点を記録し、奪三振率10.50と圧巻の投球を披露している。
2年目の右腕・宮里 優吾(岩倉‐東京農業大)もここまで6試合を投げ、無失点を継続中。昨年は二軍で防御率4.86に終わったが、イニング以上の三振を奪うなど、光るものを見せていた。
左腕では3年目の・宮﨑 颯(埼玉栄‐東京農業大)が支配下候補になりそうだ。今年二軍デビューし、8試合、奪三振率10.13、防御率2.31と安定した投球を見せている。
その他には、ここまで三軍戦を主戦場としているものの、春季キャンプで一軍メンバーに抜擢された大型捕手の盛島 稜大(興南)、外野手の佐藤 航太(八戸学院光星)をはじめ、高卒2年目ながら、三軍戦で圧巻の投球を見せる藤原 大翔(飯塚)など、高いポテンシャルを秘める選手が多く控える。
どの選手が熾烈なサバイバルを勝ち抜くか、注目が集まる。
※成績は5月17日終了時点