8日、阪神の佐藤 輝明外野手(仁川学院―近畿大)が今季17号となる満塁弾を放った。3点をリードした八回、1死満塁から2球目の直球を強振。打った瞬間の当たりに本人も確信の表情で歩き出し、ダイヤモンドを一周した。
ダメ押しとなる豪快な一発だ。森下 翔太外野手(東海大相模―中央大)とのアベック弾で拠地甲子園は割れんばかりの歓声に包まれた。2人の活躍もありオリックス相手に同一カード3連勝。チームは交流戦単独首位に浮上した。
佐藤は交流戦6試合で4発と量産体制に入っている。昨シーズン記録した16本塁打を既に超えており、怪我などがなければルーキーイヤーと23年に記録した24本越えも十分に期待できる。
セ・リーグの本塁打王争いは巨人・岡本 和真内野手(智弁学園)、ヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院)らライバル球団の主砲に怪我人が相次ぎ、佐藤が2位に7本差をつけて独走中だ。阪神の選手が本塁打王を獲得となれば、1986年のランディ・バース以来39年ぶり、日本人では84年に37本を放ったレジェンド・掛布 雅之氏以来41年ぶりの偉業となる。
交流戦6試合で4発と量産体制で現実味を帯びてきた。ファンの期待を一身に背負う佐藤の打撃にこれからも注目したい。
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