中日の23年ドラフト1位・草加 勝投手(創志学園出身)が6日、プロ初の契約交渉に臨み、200万円ダウンの1400万円(金額は推定)でサインした。2月にトミー・ジョン手術を受け、ルーキーイヤーはリハビリに専念。来季の活躍を誓った。
昨年の「ドラ1」12人は、明暗を分けた。草加以外にも阪神・下村 海翔投手(九州国際大付出身)、ヤクルト・西舘 昂汰投手(筑陽学園出身)も、故障に泣いた1年を過ごした。西舘は戦力外となり、球団から育成選手として再契約の打診を受けている。
逆に大きく羽ばたいたドラ1もいた。
西武・武内 夏暉投手(八幡南出身)は4月にプロ初登板初勝利を飾ると、9月には8回までパーフェクトを含む初完投初完封をやってのけた。球団新人として17年ぶりの10勝をマーク。規定投球回数もクリアし、新人王候補として名前も挙がっている。
巨人・西舘 勇陽投手(花巻東出身)もリリーフとして1年目から活躍し、プロ初勝利とともに1セーブ20ホールドをマーク。DeNA・度会 隆輝外野手(横浜高出身)はオープン戦首位打者となり、開幕戦で「1番右翼」でスタメン出場。プロ初安打初本塁打初打点の3ランを放つだけでなく、2戦目も本塁打を放って、セ・リーグ初の新人選手による開幕から2試合連続アーチの活躍を見せ、球宴にも出場した。
今年ドラフト1位で入団した12人。ルーキーイヤーとなる25年シーズンで、どんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。
<23年ドラフト1位選手の24年1軍成績>
オリックス 横山 聖哉内野手(上田西)
12試合40打数6安打0打点、本塁打0盗塁0 打率.150
21試合58打数15安打7打点、本塁打0盗塁0 打率.259
1試合0勝0敗、3回0奪三振 防御率18.00
15試合5勝8敗、83.1回58奪三振 防御率4.32
21試合10勝6敗、145.1回107奪三振 防御率2.17
2試合0勝0敗、9.1回9奪三振 防御率3.86
(1軍登板なし)
広島 常広 羽也斗投手(大分舞鶴-青学大)
2試合1勝0敗、11回7奪三振 防御率2.45
75試合251打数64安打24打点、本塁打3盗塁2 打率.255
28試合1勝3敗1セーブ20ホールド、30.2回25奪三振 防御率3.82
(1軍登板なし)
(1軍登板なし)