【ドラフト指名予想・ヤクルト】東都の至宝4投手の1位指名が有望も、あえて狙ってもらいたい「ヤクルトファミリーのスラッガー」
ENEOS時代の度会 隆輝
今季一気に5位に転落したヤクルト。2連覇した過去2年と比較すると、チーム防御率は12球団最下位の3.66。投打ともに苦しんだが、特に投手陣の勤続疲労・故障者が顕著だった。最下位に終わった2020年のチーム防御率は4.61で、その時よりは幾分マシな今季だったが、投手陣の整備が長らく課題となっているのは間違いない。
まず退団者の顔ぶれを見てみよう。
戦力外・大下 佑馬投手(崇徳出身)
戦力外・久保 拓真投手(自由ケ丘出身)
戦力外・杉山 晃基投手(盛岡大附出身)
戦力外・成田 翔投手(秋田商出身)
戦力外・市川 悠太投手(明徳義塾出身)
戦力外・鈴木 裕太投手(日本文理出身) ※
戦力外・松井 聖捕手(東邦出身)※
引退・荒木 貴裕内野手(帝京三出身)
※育成選手
8選手のうち、6人が投手。高卒5年目の鈴木、市川まで戦力外にしており、今オフ球団が大幅に投手陣の入れ替えを想定していることがわかる。
とにかく欲しい即戦力投手
今年はヤクルトと本拠地を同じくする東都、東京六大学の投手に逸材がそろう。彼らがヤクルトの指名の中心になるだろう。
本命は4人だ。広島が1位を公表した155キロ右腕・常廣 羽也斗投手(大分舞鶴-青山学院大)、秋のリーグ戦で評価を急上昇させた武内 夏暉投手(八幡南-國學院大)、158キロ左腕・細野 晴希投手(東亜学園-東洋大)、安定感抜群の西舘 勇陽投手(花巻東-中央大)である。
また草加 勝投手(創志学園-亜細亜大)もぜひ獲得したい。東都の投手の中では、最も伸びしろがありそう。現在、セットアッパーとして活躍する清水 昇投手(帝京-國學院大)になる可能性を秘めている。清水もプロ入り後の活躍で、同世代の大学生投手たちを追い抜いた。草加にも同様の飛躍を期待したい。
東京六大学に目を向けると、安定感抜群の村田 賢一投手(春日部共栄-明治大)もショートイニングの投球は迫力がある。
地方大学にも目を向けてみよう。140キロ後半の速球、鋭く変化する変化球で勝負する古謝 樹投手(湘南学院-桐蔭横浜大)が良い。WBC代表にも選ばれた高橋 奎二投手(龍谷大平安)に負けない力はあるだろう。
強弱をつけた投球ができる上田 大河投手(大阪商業大高-大商大)も欲しい選手だ。ヤクルトには同じ大商大の大西 広樹投手がいるが、実力的には大西よりも上。表舞台でずっと投げ続けてきた上田の精神力の強さはプロ向きだ。また、身体が頑丈な点もヤクルトには垂涎のポイントだろう。
昨年はドラフト1位で吉村 貢司郎投手(日大豊山-國學院大-東芝)を獲得し、1年目から12試合に登板、4勝を挙げた。大学生投手だけではなく、即戦力の社会人投手の選択肢も十分にある。トヨタ自動車・松本 健吾投手(東海大菅生-亜細亜大)、日本通運・古田島 成龍投手(中央学院大)などの実力派の指名が予想される。
社会人最強スラッガー・度会のスター性
実力派投手を指名して、投手陣の底上げを図りたいが、一方で、スラッガーの獲得も急務だ。山田 哲人内野手(履正社)にやや衰えが見られ、村上 宗隆内野手(九州学院)の海外流出が噂される中、彼らの後継となるスターはぜひとも欲しい。
ヤクルトのスターになるに相応しいスラッガーが今年はいる。社会人屈指のスラッガー・度会 隆輝外野手(横浜-ENEOS)だ。父は元ヤクルトの選手である度会 博文氏(現ヤクルトアカデミーコーチ)。12球団すべてが注目する強打者だが、90年代の強いヤクルトの一員だった父に続いて、新たなヤクルトの黄金時代を支える選手になってもらいたい。性格も明るく、人気選手になれる雰囲気も持っている。今年は投手の好素材が豊富。あえて1位で度会を指名してもらいたい。
また、スラッガータイプでは、独立リーグ・徳島インディゴソックスの井上 絢登外野手(久留米商)の獲得もおすすめしたい。井上は今季、14本塁打を記録し、本塁打王を獲得。脚力も高く、そして、三塁にも挑戦をしている。高校生では、武田 陸玖投手(山形中央)も高校日本代表の4番を務めた打撃技術が魅力だ。
文/河嶋宗一(編集部主筆)
くぁ
2023-10-24 at 10:02 AM
がんば
二句
2023-10-24 at 10:02 AM
やれよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー