【意外】中日に初の慶應義塾高出身者誕生! 山本泰寛は新天地で輝けるか
中日が阪神を戦力外となった山本 泰寛内野手(慶應義塾高出身)を獲得した。山本は2015年ドラフト5位指名で巨人に入団。2020年オフに金銭トレードで阪神へと移籍した。中日は3球団目の所属となる。
今シーズンは出場がなかったものの、昨シーズンは86試合に出場するなど、通算では341試合の出場で、打率.235(647打数152安打)5本塁打の成績を残している。同シーズンには内野全ポジションを守った。どこでも守ることができる強みを武器とし、ユーティリティープレーヤーとして、1軍に定着することを目指すことになりそうだ。
山本は慶應義塾高から慶應義塾大に進学しプロ入りした。中日には慶應義塾大OBの福谷 浩司投手(愛知・横須賀出身)がおり、今シーズン途中までは、郡司 裕也捕手(仙台育英出身=現・日本ハム)も在籍していた。過去にも、江藤 省三や広野 功らが慶應義塾大OBとして中日に所属しており、馴染みはある。
一方で、慶應義塾高のOBで中日に所属したことがある選手は、ひとりもいない。山本が慶應義塾高出身者として、初の中日所属選手となる。ちなみに、ドラフト制以降、慶應義塾高OBで移籍を経験したことがあるのも、山本だけだ。
山本のほかには、NPBの現役で慶應義塾高OBは矢崎 拓也投手(広島)、津留﨑 大成投手(楽天)、柳町 達外野手(ソフトバンク)、植田 将太捕手(ロッテ)、木澤 尚文投手(ヤクルト)、正木 智也外野手(ソフトバンク)と6人いる。さらに今年のドラフト会議で、廣瀬 隆太内野手がソフトバンクから3位で指名を受け、合計8人となった。
そのなかで1993年生まれの山本は最年長となる。心機一転となる来シーズン、中日にとって初の慶應義塾高OBとして、さらには現役の同校OB選手の最年長選手として、好成績を残すことができるだろうか。
<慶應義塾高OBのNPB現役選手>
山本 泰寛(中日)
矢崎 拓也(広島)
津留﨑 大成(楽天)
柳町 達(ソフトバンク)
植田 将太(ロッテ)
木澤 尚文(ヤクルト)
正木 智也(ソフトバンク)
廣瀬 隆太(ソフトバンク=2023年ドラフト3位)
※すべて経歴は慶應義塾高ー慶應義塾大