【四国】準決勝は同県対決に! 明徳義塾vs.高知、阿南光vs.鳴門<秋季地区大会>
来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季四国地区高校野球大会は4日に準決勝が行われ、勝てば大きく前進するセンバツ出場枠2をかけた戦いが繰り広げられる。
カードは「高知対決」の明徳義塾ー高知と、「徳島対決」の阿南光ー鳴門。
「高知対決」の見どころは、今年センバツを経験した高知の辻井 翔大投手(2年)と明徳義塾打線との勝負か。辻井はセンバツで先発とリリーフで2勝をマーク。今大会でも今治西を先発5回を無失点に抑えて勝利に貢献するなど、抜群の安定感を誇っている。
明徳義塾は高知大会準決勝で高知に逆転負けを喫しているだけにリベンジをかけた戦いとなる。中でもキーマンとなりそうなのが、2番の矢野 心々馬外野手(2年)。2試合9打数6安打と、2戦連続で猛打賞をマークしている。3盗塁7打点と、足でも勝負強さでもチームに貢献するだけに、辻井攻略のカギを握りそうだ。
「徳島対決」は、阿南光のエース対鳴門打線の構図になりそう。阿南光のエース吉岡 暖投手(2年)は今大会2試合ともに完投し計3失点と安定した成績を残した。丸亀城西(香川)戦では12三振を奪う快投だった。対する鳴門は初戦の高知商(高知)で14安打を放つなど、伝統の打撃力は健在。果たして吉岡を打ち崩すことができるか。