鹿屋vs鹿児島水産
鹿屋が5時間12分、長丁場の熱戦を制す
<第105回全国高校野球選手権鹿児島大会:鹿屋6-1鹿児島水産>◇11日◇2回戦◇平和リース
14時7分に始まった第3試合は、14時20分に落雷のため一旦中断。14時24分に再開されたが、14時38分からは雨が降り出したため2度目の中断。約2時間半後の17時6分に再開されたが、17時19分から54分まで落雷のためまたも中断。試合終了は19時19分で、3度の中断も合わせて計5時間12分にも及んだ長丁場の熱戦となった。
鹿屋は1回、1死満塁から5番・福崎 広太郎(3年)の犠飛で先制。2回は2死一、二塁から2番・神之園 逞(3年)の右越え二塁打で2点を追加した。
5回は2死から満塁として、エラーで2点を追加した。8回も2死からチャンスメークし、4番・北方 啓太郎(3年)の右越え二塁打でダメ押しするなど、2死からの粘りが光った。
エース上園 煌太(3年)は8回まで被安打5、三塁を踏ませない力投で、雨による中断にも集中を切ることなく投げ続けた。9回に1点を失ったが、最後まで投げ切った。
鹿児島水産は9回に1死一、二塁として、5番・小屋敷 唯我(2年)の右前打で、返球が乱れる間に二走・山岡 蓮士(2年)が生還。意地の1点を返した。
取材=政 純一郎