アンダースローに新時代!?千葉に現れた191センチの大型アンダースローに注目
市原中央・松平 快聖投手
2010年代は楽天・牧田和久(静清工出身)、ソフトバンク・高橋礼(専大松戸出身)などの技と力を兼ね備えたアンダースローが球界を沸かせてきた。
ただ牧田は野球人生の岐路に立った中、楽しみな高校生が出てきた。それが、市原中央の松平 快聖だ。
191センチと羨む体型をしているが、なんとアンダースローで投じる。中学時代に自身が出力しやすいのは横回転の動きだということに気づき、チーム事情からかアンダースローに転向した。フォームは福岡ソフトバンクの高橋礼(専大松戸出身)、変化球は埼玉西武の與座 海人(沖縄尚学出身)を参考にしている。
高校生のアンダースローは120キロ前後が多いのだが、松平の場合、125キロ前後を叩き出す。好調時は130キロを超える。さらにスライダー、カーブの切れ味が鋭く、準々決勝の流通経済大柏戦では7回一死まで無安打投球、準決勝の拓大紅陵戦では7回まで無失点。8回にはミスもあり、逆転を許したが、強烈な印象を残した。
松平は制球力向上。アンダースローでも137、8キロまで速くしたいと語った。そのような成長を見せれば、アンダースロー新時代が訪れるかもしれない。