<春季高校野球神奈川県大会:東海大相模8-7藤嶺藤沢>◇19日◇4回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか
東海大相模と激戦を演じた藤嶺藤沢は日体大出身の菊地 幹監督の方針で徹底としたフィジカル強化で、強打のチームへ変貌し、県大会3回戦では横浜創学館相手に8対1で勝利を収めている。4回戦で対決した東海大相模の投手陣相手にも13安打7得点としっかりと食い下がる攻撃を見せた。
3回表まで4点の先制を許したが、3回裏には打者9人の攻めで、4安打を集中させ、4点を奪って、同点。7対4と突き放されたが、5回、6回に追い上げて再び7対7の同点。
昨夏から経験している技巧派左腕・菅野 悠投手(3年)、135キロ前後の速球、鋭く曲がる変化球を投げ込む右腕・萩原 優真投手(3年)を攻略したのは評価できる。菊地監督も攻撃内容を高く評価していた。ただ試合を分けたのは投手力、守備力だった。菊地監督は細かなプレーの内容に差が出たと悔やむ。
「ところどころでミスがあったこと。さらにポジショニングのミス、判断ミスなどが痛かったですね。夏へ向けて強化するポイントになりました」
昨夏は東海大相模にコールド負け。そして3月にも東海大相模と練習試合をして、10点差以上をつけられ大敗を喫した。東海大相模など県内トップを標準に置いてレベルアップし、接戦を演じたことはチームとして大きな成長を実感させる試合だった。
内海 颯太主将(3年)は「今までみんなが自分の前で回してくれてううことが出来ましたが、自分が止めてしまった。どの試合でも打てる選手になりたいですし、東海大相模さんの守備、走塁の細かさは改めて勉強になりました」と課題を語った。
ベスト8入りは逃したが、好投手を攻略できる打撃力は大きな武器で、夏は他のライバル校にとっても脅威になるチームではないだろうか。この夏はさらなる飛躍が期待できそうだ。
<藤嶺藤沢のスタメン>
1番サード・五島 湊内野手(3年)
2番セカンド・石井 隼貴内野手(3年)
3番ショート・鈴木 秀悟内野手(3年)
4番ライト・内海 颯太外野手(3年)
5番レフト・三浦 樹來外野手(3年)
6番キャッチャー・山本 匠真捕手(3年)
7番センター・熊谷 悠人外野手(3年)
8番ピッチャー・井出 涼之助投手(3年)
9番ファースト・五十嵐 陸也内野手(3年)
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