試合レポート

都立紅葉川vs成城

2022.07.14

紅葉川が3対1でリードのまま、4回裏1死一塁で中断、継続試合へ

<第104回全国高校野球選手権東東京大会:成城ー紅葉川>◇13日◇2回戦◇江戸川区

 江戸川区の臨海にある紅葉川としては、ホームグラウンドとも言える[stadium]江戸川区球場[/stadium]での初戦となった。学校は自転車で10分程度のところにある。いわば地元中の地元と言っていいであろう。学校のグラウンドはあまり広くない紅葉川だけに、ナイターも含めて[stadium]江戸川区球場[/stadium]を可能な限り利用してきている。そんな、勝手知ったるグラウンドでもある。

 前の試合が1時間以上の中断があったということで、予定より1時間半ほど遅れてのプレーボール。雨も上がって、スムーズに試合は進んでいくのかと思われたが、3回頃からまた雨脚が強くなり、4回裏の紅葉川の攻撃で1死後、四球で走者が出たところで14時40分に試合は中断。約1時間待って、この日は続行不可能という判断となり、東西東京大会では初めての継続試合ということになった。

 ここまでの試合経過は紅葉川がやや優位という形で進んだ。
 高橋勇士監督は積極的な攻撃野球を推進しているが、紅葉川は2回、先頭の佐藤陽斗が死球で出るとバントで送り吉成も死球。2死となったが9番松本が中前へはじき返して先制。さらに2死一、三塁という場面で1番増子が左越え二塁打を放ち、さらに2点が追加された。

 3回までは佐藤陽斗に3人ずつで抑え込まれていた成城は4回、1死後、安田と梅田が四死球で出て塁を埋める。その後2死一、三塁という形になって、田邉の一打は遊撃深いところへ飛んで内野安打。これで、三塁走者がかえり、成城は一点を返した。

 そしてその裏、紅葉川は1死から吉成君が四球を選んだところで中断ということになった。

(取材=手束 仁)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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