<令和7年 春季関東地区高校野球 埼玉県大会:浦和学院11-1花咲徳栄(7回コールド)>◇1日◇準々決勝◇UDトラックス上尾スタジアム
浦和学院vs花咲徳栄の一戦は会場となったUDトラックス上尾スタジアムの内野席は満員で立ち見席が出るほどだったが、 試合は思わぬ試合展開となった。
2回表、浦和学院はスクイズで1点を先制する。そして2回裏、エースの左腕エース・岡部 修弥投手(3年)が無死満塁のピンチを招いたが、「絶対に抑えないといけない場面でした」と気合を入れてこのピンチを断ち切った。3回表には満塁のチャンスから6番林田大空内野手(3年)が走者一掃の適時二塁打で3点を入れ、4対0へ。そして4回表にも満塁のチャンスを作り、西田 瞬が走者一掃の適時二塁打で7対0と試合の主導権を握った。この大量リードに森大監督は2回表の攻防をポイントにあげた。
「花咲徳栄さんとは絶対に先制されてはいけない相手だと思っています。だからこちらが先制したあとに無死満塁のピンチ。ここで打たれていたら試合展開は大きく変わっていたと思います」
さらに6回表にはバッテリーミスの1点と垣内 凌外野手(3年)が本塁打を放ち、9対0と点差を広げ、なおも7回表も勢いが止まらず、2点を追加し、11対0とした。
投手陣は5回まで毎回走者を背負いながらも粘り強く投げて、92球を投げ、無失点に抑える好投。そして右アンダーの石川拓海投手(3年)も安定感抜群の投球で1回無失点、3番手には伸び盛りの2年生右腕・日髙 創太投手が併殺崩れによる1点に抑え、浦和学院が7回コールド勝ちで2年ぶりのベスト4進出を決めた。森監督は「2回のピンチを断ち切ったこと。また勝負強い林田の前に走者をためる試合運びが出来ているのが大きい」と称えた。
県浦和、上尾、花咲徳栄と強敵が続くブロックで、3試合連続でコールド勝ちを決めたが、「やはり手応えというか、本番は夏なので、花咲徳栄さんも絶対に強くなるチーム。怖い存在です」と選手の結果が出ていることは評価しながらも、慢心せず、夏まで競争を仕掛け、底上げを図る予定だ。
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