中日の高卒3年目、現在は育成契約になっている森山 暁生阿南光)が復活の兆しを見せている。

 阿南光高では2年夏にエースとして甲子園に出場。3年春の徳島県大会では1試合20奪三振を記録し、2022年ドラフト3位でプロ入りした。

 高卒1年目には4月から二軍の先発ローテーションを回ったが、4登板目で左肩を故障。1年目のオフに育成契約となった。昨年は実戦復帰したが、5試合で防御率8.00に終わった。

 高卒3年目の今年は一時サイドスローにもトライするなど、投球フォームを試行錯誤。開幕後は投球モーションに入る前にゆらゆら身体を揺らす“ゆりかご投法”で登板を重ねている。

 リリーフで10試合に登板し、1勝0敗、防御率3.00をマーク。140キロ後半を計測するなど、ボールの勢いも戻ってきている。対左打者に有効なキレのあるスライダーもあり、安定した投球を見せている。

 中日の支配下登録人数は68人。今年中の支配下復帰に注目が集まる。

 ※成績は5月27日終了時点