ジャイアントキリング、快進撃…。秋の戦いで21世紀枠最終候補に残るのを予感させた5校は?
最後の打者を打ち取って喜ぶ田辺のバッテリー
来年春の第96回選抜高校野球大会の21世紀枠選考に向けた各地区推薦の9校が8日、日本高野連から発表された。順当という声が多くあるのは、学校の歴史、特色に加え、強豪校を破ったジャイアントキリングや、快進撃も達成している点も見逃せない。
9校のうち、5校は10月の段階で、最終候補に入る予感をさせた学校がある。それは別海(北海道)、仙台一(宮城)、水戸一(茨城)、田辺(和歌山)、鶴丸(鹿児島)だろう。この5校は強豪校を破ってきている。
まず別海は、私立の苫小牧中央、上位進出も多い知内を破ってベスト4入り。どちらも1点差で、苫小牧中央戦は逆転サヨナラ、知内戦では、延長タイブレークの末、勝利している。準決勝の北海戦では1対6で敗れたが、8回表に1点を返して、2対1の接戦を演じていた。仙台一では、3位決定戦で仙台育英を破った東陵に勝利して東北大会出場を決めている。
水戸一(茨城)は、準々決勝でこれまで上位進出が多かった常磐大高に1対0で完封勝利。準決勝では常総学院にコールド負けしたが、強豪私学を破ってのベスト4はやはりインパクトがあった。そして田辺は準々決勝で市立和歌山、県大会準決勝で優勝候補・智辯和歌山に勝利。智辯和歌山には逆転満塁弾で勝利を収め、近畿大会に出場した。
鶴丸は3回戦で鹿児島実を破り、大きな話題となった。最終的に4強入り。準決勝のれいめい戦でも3対4と接戦を演じた。
この5校から選ばれる学校は現れるのか。
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