愛知高野連が6月28日から開幕する第107 回全国高校野球選手権愛知大会の熱中症対策を発表した。

 今大会はサマータイム制を導入した。第1試合は14:00、第2試合は16:30から行う。この制度は終業式がある18日と5回戦以降の全試合に導入する。暑さ対策や、5回戦以降は夏休みに入っており、朝からの授業がないために導入を決めた。

 ただ午後から2試合になるため、ナイターでの試合が増える。なるべく試合時間は長引かせたくない方針で、サマータイム制がある試合日では野球部の選手、大会運営を手伝う高校野球部員の帰宅時間を考えて、どんなに遅くても20時半には終了させたい意向のようだ。

 各試合を3時間を超す場合、継続試合を入れるか、本部で検討するという。

 さらにクーリングタイムは今年の甲子園に倣って8分間に決定。愛知大会独自のルールとして、クーリングタイム後の6回表裏の投球は7球まで認められた。

 その他にも初戦においてはベンチ入りメンバー20名以内、監督、部長、副部長、記録員に熱中症対策のドリンクを1本配布。全試合で塩タブレット配置。アイススラリーの配布、球場にはミストの設置など昨年以上に熱中症対策のドリンクの配布、試合時間の調整を行っている。

 また、「熱中症特別警戒アラート」が発令された場合は試合を中止・順延する方針が発表された。