2年ぶりの夏へM2!頼れる沖縄尚学の右腕健在、防御率ゼロで4強入り
東恩納 蒼(沖縄尚学)
<第105回全国高校野球選手権沖縄大会:沖縄尚学9ー0未来沖縄(8回コールド)>◇9日◇準々決勝◇沖縄セルラースタジアム那覇
南国の頼れる快速右腕が、夏の舞台で存在感を見せつけた。2年ぶりの夏の甲子園出場を狙う沖縄尚学が、先発したエース東恩納 蒼投手(3年)の快投でベスト4入りを決めた。
春8強で昨夏4強の未来沖縄打線を寄せ付けない。初回からスイスイと打者を打ち取り、8回を投げてわずか3安打しか許さずに無失点に抑えて見せた。
3回戦はエナジック相手に継続試合となり2日にわたって「完封」。今夏、3試合に登板して、まだ1点も許していない。18.2回を投げ9安打無失点と、最後の夏に光輝いている。
昨年は決勝で興南の前に涙をのんだ。その雪辱を誓い昨年秋は優勝し九州王者になったが、明治神宮大会で初戦で仙台育英(宮城)にまさかの逆転サヨナラ負けの屈辱も味わった。
準決勝の相手は8年ぶり4強入りの宮古と決まった。これまで流した悔し涙の分だけたくましくなった右腕が、防御率ゼロのままチームを夏の頂点へと進める。