楽天は4月中旬から正捕手起用されていた堀内 謙伍(静岡)が背中の張りのため、5月19日に登録を抹消された。高卒10年目の堀内はプロ初本塁打を放つなど、ブレイクを果たし、26試合、打率.323、1本塁打、7打点の好成績を残していた。
支配下捕手が5人のみの楽天にとっては大きな痛手となりそうだ。強打が期待された安田 悠馬(須磨翔風-愛知大)は開幕直前に右有鉤骨鉤疲労骨折により、離脱。全治2カ月から3カ月の診断を受け、現時点で実戦復帰には至っていない。
残る支配下捕手は太田 光(広陵-大阪商業大)、石原 彪(京都翔英)、田中 貴也(八重山商工-山梨学院大)のみとなっている。特に太田は昨年94試合に出場するなど、経験の多い選手だが、今年は打率.054と苦しんでいる。
育成契約の捕手は高卒6年目の水上 桂(明石商)、江川 侑斗(大分)がいるが、ともにファームでは打率1割台と目立つ数字を残せていない。また、支配下人数は契約合意が発表されたオスカー・ゴンザレスを含め69人となっており、支配下枠にも限りがある状況だ。
支配下捕手5人は12球団最小の人数であり、故障者が出ると、編成が難しくなる。難局を乗り切るためには、トレードで捕手を獲得する可能性もありそうだ。
※成績は5月24日終了時点