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【近畿】準々決勝で大阪桐蔭vs報徳学園が激突!この1年は1勝1敗の五分〈秋季地区大会〉

2023.10.27


平嶋桂知(大阪桐蔭)・今朝丸裕喜(報徳学園)

 来年春のセンバツ選考の重要資料となる秋季近畿地区高校野球大会は28日の第3試合から準々決勝に突入する。来年春のセンバツ出場の近畿枠は6。準々決勝で勝利すれば、当確ランプが灯るだけに、熱の入った戦いとなることが予想される。投手力を武器にしたチームが多く、投手戦となる可能性が高い。

 28日の第3試合、準々決勝1カード目は、大阪桐蔭(大阪)と報徳学園(兵庫)の対決。昨年決勝のカードと同じで、昨年は大阪桐蔭が勝利。今年のセンバツでは準決勝で対戦し、報徳学園がリベンジを果たしている。大阪桐蔭は昨年から経験豊富な平嶋 桂知投手(2年)、南 陽人投手(2年)が中心。対する報徳学園には、今センバツ決勝のマウンドにも上がった間木 歩投手(2年)がいる。今年は主将としてチームを引っ張る役目もあり、初戦では4安打13奪三振完封の快投を見せた勢いで、大阪桐蔭に立ち向かう。

 29日に予定されているのは近江(滋賀)と京都国際(京都)の対決。近江は西山 恒誠投手(2年)が初戦で76球完封の「マダックス」を完成させた。京都国際には初戦で12奪三振10回完投勝利を挙げた中崎 琉生投手(2年)がいる。レベルの高い投手戦となりそうだ。

 同じく29日に対戦予定の京都外大西(京都)と履正社(大阪)も好投手が中心だ。京都外大西には「大野2世」と呼ばれ、OBの中日・大野 雄大投手と同じ左腕の田中 遙音投手(2年)がいて、履正社には今夏甲子園を経験している147キロ右腕・髙木 大希投手(2年)がいる。このカードも好投手の投げ合いが見られそう。

 最後のカードは28日に予定されている「智辯学園(奈良)ー須磨翔風(兵庫)」と「耐久(和歌山)ー(兵庫)」のそれぞれの勝者の対決となる。
全国的にもレベルが高いと言われる近畿地区は、今年も「激アツ」であることは間違いなさそうだ。

 

 

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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