未だ1軍登板なしの中日・根尾、今季中の1軍マウンドはあるのか
プロ野球は9月に入りシーズンも残すところ1ヶ月ほどだが、そのなかでここまで1軍出場がない選手を振り返ってみたい。
現在、最下位と苦しんでいる中日は投手6人、野手5人の合計11人が1軍未出場となっている。投手では根尾 昂投手(大阪桐蔭出身)もそのひとり。2軍では先発投手としての調整を行っており、ここまで22試合(8先発)の登板で70回を投げ防御率3.09とまずまずの成績を残している。
登板試合数に対して投球回数が少ないのは、開幕からしばらくの間は短いイニングでの登板だったことによるもの。5月27日からは9試合連続で4回以上を投げてきた。そのうち3試合で7回以上を投げ、自責点はいずれも2以下と結果を出している。このまま結果を出し続けることができれば、1軍での先発機会も巡ってきそうだ。
2017年のWBC日本代表メンバーでもある岡田 俊哉投手(智辯和歌山出身)はサイドスローに転向し1軍定着を目指していた。しかし2月の春季キャンプ中に行われた練習試合で右大腿骨を骨折。現在はリハビリを行っており、ここまで1軍、2軍ともに公式戦での出場はない。
2020年ドラフト2位の森 博人投手(豊川出身)はオープン戦で7試合に登板し、防御率2.45と好投したものの、ここまで1軍での登板はない。2軍では25試合の登板で25.1回を投げ防御率7.11と苦しんでおり、まずは2軍で安定した結果を残すことが求められる。
野手では大野 奨太捕手(岐阜総合学園出身)が2軍で汗を流している。それ以外の4人は開幕前に負傷で離脱したドラフト6位ルーキーの田中 幹也内野手(東海大菅生出身)をはじめとして、いずれも入団2年目以内の選手だ。
<今シーズン1軍未出場の選手>
※育成契約は除く
※◎はルーキー
<投手>
根尾 昂
岡田 俊哉
石森 大誠
森 博人
ロドリゲス
森山 暁生◎
<野手>
大野 奨太
田中 幹也◎
濱 将乃介◎
星野 真生
福元 悠真
※2023年9月1日現在