試合レポート

早大学院VS八王子実践

2023.07.18


4回に集中打などで7回コールド勝ちでベスト16入りも、しっかり反省

〈第105回全国高校野球選手権西東京大会:早大学院10ー1八王子実践(7回コールド)〉♢18日♢4回戦♢府中市民

 試合は八王子実践が2回に1点を先制した。

 早大学院は3回に1点を奪って試合を振り出しに戻す。このまま接戦となるのかと思われたが、4回に早大学院が打者11人の猛攻で7安打などで7点を取り、一気にコールド勝ちのムードに。

 6回にも2点を奪い7回を無失点に抑え見事10対1の7回コールドで試合を決めた。

 勝利は手にしたが、課題は多い。早大学院の先発・岡村 遼太郎投手(3年)は球が高めに浮くことが多く投球に苦労していた。岡村は「球の勢いがなく、力んで投げてしまっている部分があった。さらにコントロールが上手く定まらず、野手のみんなには迷惑をかけたと思う」と下を向いていた。

 木田監督も「全くダメだった。前回の試合と一緒で全く成長していない、エースとしての自覚が足りない」と厳しい評価だった。打撃陣に対しても「4番が当てるような打撃をしたら勝てるものも勝てない。4番は打点を稼ぎ強くスイングし相手投手と勝負しないとダメだ」と投手陣にも野手陣にも厳しい言葉が飛んだ。

 ベスト16入りとなった早大学院は8強をかけた次戦で日大二と対決する。木田監督は「強力打線だから投手が今日みたいな投球だと勝てない。打者も今日の中盤以降の攻撃が初回からできるようにやっていきたい」と気持ちを切り替えていた。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.27

【京都】龍谷大平安、京都成章、北嵯峨などが2次戦進出戦に挑む<春季大会>

2024.04.27

【大阪】3回戦は28日に大阪桐蔭、履正社が登場、29日には上宮-関西創価など<春季大会>

2024.04.27

横浜に入学した「スーパー1年生5人衆」に注目せよ! 佐々木朗希二世、中学日本代表の二刀流など明日の慶應戦で活躍なるか!?

2024.04.27

【広島】広陵は瀬戸内と、広島商は崇徳と夏のシードをかけて激突<春季県大会>

2024.04.27

【春季埼玉県大会】川越東が松山との接戦を制し初戦突破!

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!