早大学院VS八王子実践
4回に集中打などで7回コールド勝ちでベスト16入りも、しっかり反省
〈第105回全国高校野球選手権西東京大会:早大学院10ー1八王子実践(7回コールド)〉♢18日♢4回戦♢府中市民
試合は八王子実践が2回に1点を先制した。
早大学院は3回に1点を奪って試合を振り出しに戻す。このまま接戦となるのかと思われたが、4回に早大学院が打者11人の猛攻で7安打などで7点を取り、一気にコールド勝ちのムードに。
6回にも2点を奪い7回を無失点に抑え見事10対1の7回コールドで試合を決めた。
勝利は手にしたが、課題は多い。早大学院の先発・岡村 遼太郎投手(3年)は球が高めに浮くことが多く投球に苦労していた。岡村は「球の勢いがなく、力んで投げてしまっている部分があった。さらにコントロールが上手く定まらず、野手のみんなには迷惑をかけたと思う」と下を向いていた。
木田監督も「全くダメだった。前回の試合と一緒で全く成長していない、エースとしての自覚が足りない」と厳しい評価だった。打撃陣に対しても「4番が当てるような打撃をしたら勝てるものも勝てない。4番は打点を稼ぎ強くスイングし相手投手と勝負しないとダメだ」と投手陣にも野手陣にも厳しい言葉が飛んだ。
ベスト16入りとなった早大学院は8強をかけた次戦で日大二と対決する。木田監督は「強力打線だから投手が今日みたいな投球だと勝てない。打者も今日の中盤以降の攻撃が初回からできるようにやっていきたい」と気持ちを切り替えていた。