木更津総合VS東京学館船橋
後半5得点の勝負強さを見せた木更津総合がベスト16入り！！
〈第105回全国高校野球選手権千葉大会：木更津総合8ー3東京学館船橋〉♢17日♢4回戦♢千葉県総合スポーツセンター
木更津総合は初回1死から2番主将の毛利 隆仁内野手（3年）の安打などで1死一、二塁のチャンスを作る。ここで4番・水野 岳斗外野手（3年）が右前適時打を放ち先制する。
さらに3回、4回と1点ずつ追加し3対0とリードをするも、東京学館船橋は6回に、1番・岡 諒太外野手（3年）の右越え三塁打と2番・多田 叶太朗内野手（2年）の右前安打、3番・髙野 茂外野手（3年）の中越え二塁打、4番・須藤 拓海捕手（3年）の左前安打の4連打と6番・山田 哲平内野手（2年）の犠飛などで3点を取り試合を振り出しに戻した。
しかし木更津総合は7回、3番・伊藤 海翔外野手（3年）の左中間二塁打と4番・水野 岳斗外野手（3年）の中前安打でチャンスを作ると、押し出しやスクイズなどで3点を追加する。
8回にも2点を奪い、9回は8回途中からマウンドに上がった2番手の千葉 雄斗投手（2年）が無失点に抑え木更津総合がベスト16入りを決めた。
先発し8回途中まで投げたエースの石澤 順平投手（2年）は「調子が悪い中、5回と8回以外は無失点に切り抜けたのでそこは良かった」と語る。5回は高めに甘く入った球を東京学館船橋打線に攻略されていた。8回は失策と内野安打と死球で満塁を迎えて2死目を取って交代した。
2死満塁からマウンドに上がった千葉は、先発の姿とは違ってギアを最初から上げての投球で、常時140キロぐらいの球を投げていた。しかし、コントロールが定まらず3ボールとなるが最後は140キロの直球で三振を奪って石澤が作ったピンチの火消しに成功した。
千葉は「あの場面は何度か練習試合でも経験あるので、そこまで緊張なくマウンドに上がれました」と笑みをこぼす。
「石澤との交代時にごめんと言われたのでその期待に応えたかった」とフルスロットで投げた千葉の球にはキレがあり球質の良さを感じた。
マウンドからベンチに戻ってきた千葉に、石澤は「ありがとう」と伝えたという。
これでベスト16入りを決めた木更津総合。次はベスト8をかけて東京学館浦安と対戦する。
