智辯和歌山、盛岡大付、創志学園…名門校、強豪校の初戦敗退が連鎖的に相次ぐ
第105回全国高校野球選手権の地方大会の序盤戦が終わろうとしているが、各地で強豪校の敗退が多くなっている。
甲子園常連校の初戦敗退は以下の通り。
★岩手
盛岡大付 0ー3 一関一
23年ぶりの初戦敗退
智辯和歌山の初戦敗退は衝撃だった。選手のレベルも高く、指導についても甲子園で勝つために、次のステージで活躍するために先進的な指導を行うチームだった。そういうチームでもうまく歯車が合わないと、実力を発揮できずに終わってしまう。今年の智辯和歌山はセンバツでも初戦敗退だったが、何か力を出せずに終わった印象が強い。
今年の1年生のレベルは全国でもトップレベル。1ヶ月後にはシードを決める新人戦が行われるが、再びどんなチームへ成長していくか。
盛岡大付も、実力が高いチームで、春以降は苦しい戦いが続いた。この悔しさをすぐに力を変えて、秋以降、東北大会出場を狙えるチームにできれば、再び岩手の第一勢力として注目されるはずだ。
昨夏甲子園出場校の初戦敗退も目立っているが、惜敗が相次いだ。
シード校の初戦敗退も相次いでいる。
山村学園(埼玉)
八王子(西東京)
帝京長岡(新潟)
藤嶺藤沢(神奈川)
高崎商大附(群馬)
福岡工大城東(福岡)
東福岡(福岡)
筑陽学園(福岡)
西武台(埼玉)
西武台千葉(千葉)
春優勝の帝京長岡は長岡に0対9のコールド負け。春には13対2で勝利していたチームだった。夏へ向けて抜かりなく練習をしていたはずだったが、長岡の成長度がそれを上回ったのだろう。
実力校も初戦敗退している。
上宮(大阪)
石橋(栃木)
東海大札幌(南北海道)
東海大市原望洋(千葉)
東海大浦安(千葉)
奈良大附(奈良)
東海大札幌はコールド負け。奈良大附は天理に打撃戦の末、敗れてしまった。
23年夏は悔しい結果に終わってしまったが、しっかりと敗因を見つめ直し、意識、取り組みを変えていけば、24年は勝者になれる可能性は十分にある。
この負けを「成長」のチャンスに変えることができるか注目だ。