刈谷vs修文学院
<第105回全国高校野球選手権愛知大会:刈谷8ー0修文学院(7回コールド)>◇8日◇1回戦◇岡崎レッドダイヤモンドスタジアム
ランナーを出しつつも決めきれずにお互いに無得点の初回の攻防から始まったこの試合。
試合が動いたのは3回。刈谷は3番・平山 直輝捕手(3年)の中前適時打で先制すると、相手の失策でさらに1点を追加し、この回2得点。
勢いに乗った刈谷は4回にも1死一、三塁から1番・柴田 陽生内野手(2年)の犠飛、2番・高橋 賢多外野手(2年)の適時二塁打、3番・平山の左適時打で3点を追加。続く5回にも1番・柴田の適時三塁打等で3点を追加し8点差と引き離した刈谷がコールド勝ちを収めた、
一方の修文学院は、刈谷のエース・重野 颯吾投手(3年)の好投の前に2安打と打線が沈黙。1度も三塁を踏めず、本塁が遠かった。
好投した刈谷のエース・重野は130キロ前後の直球に変化球を織り交ぜながら丁寧なピッチングをする。きっちりコントロールされた力のある球を打たせて取るピッチングスタイルは、堅守の刈谷野手陣との息もぴったりだ。この日はやや低めの制球に苦戦した印象だが、それでも試合を作ることができる抜群の安定感も魅力だろう。この夏注目したい投手1人だ。