巨人・泉口 友汰内野手(大阪桐蔭青山学院大NTT西日本)が28日、広島戦で3安打猛打賞を記録し、勝利に貢献した。

 プロ初の3番でスタメン出場すると、2打席目にレフトの前に落とすヒット。続く打席では初球をはじき返してセンターへ運ぶと、7回の第4打席では一死一、三塁からインコースの直球を引っ張り、前進守備の内野を抜ける強烈な打球で適時打を放った。

 4試合連続ヒットを記録し、打率も.290と2年目にして覚醒の時を迎えている。さらにはリーグ2位の得点圏打率.391と勝負強さに長けている。チャンスで確実に仕留める打撃で、チームにとって欠かせない存在だ。

 左右に打ち分ける打撃センスはかつて“芸術的”と称されるバットコントロールで活躍した篠塚 和典氏を彷彿とさせる。主砲の岡本 和真内野手(智弁学園)の離脱が続く中、今後もチームを救う打撃に期待がかかる。