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山田久志氏に吉田正尚と新旧のドラ1が共演!オリックス歴代のドラフト1位でチームを組んでみた

2020.06.04

山田久志氏に吉田正尚と新旧のドラ1が共演!オリックス歴代のドラフト1位でチームを組んでみた | 高校野球ドットコム
吉田正尚(敦賀気比ー青山学院大)

 1965年に行われた第1回ドラフト会議から、多くの選手がドラフト1位でプロ入りを果たしている。各球団におけるドラフト1位は、その年のなかでもっとも期待をかけられている存在だ。

 さて、そのなかでオリックス(前身球団含む)の歴代におけるドラフト1位だけでベストナインを組んだら、どのようなチームになるのだろうか。

 投手は実績のある選手が多く名を連ねた。そのなかで選出したのはサブマリンの山田久志氏(富士鉄釜石/1968年)だ。山田氏は12年連続開幕投手を務めるなど、阪急ブレーブス時代のエースとして君臨。通算284勝はNPB歴代7位のレジェンドである。

 その他の投手では山口高志(松下電器/1974年)、佐藤義則(日本大/1976年)、山沖之彦(専修大/1981年)、長谷川滋利(立命館大/1990年)、平井正史(宇和島東高/1993年)、金子千尋(トヨタ自動車/2004年自由枠/現:弌大)、平野佳寿(京産大/2005年希望枠)、山岡泰輔(東京ガス/2016年)…と豪華な顔ぶれ。阪急、オリックス両方の時代にそれぞれ複数の好投手が揃っている。

 阪急、オリックス両方の時代において、捕手のドラフト1位指名はこれまで不在だったため選出していない。

 内野手は一塁に岡田 貴弘履正社高/2005年高校生/現:T-岡田)、二塁に平野恵一氏(東海大/2001年自由枠)、三塁に安達了一(東芝/2011年)、遊撃に田口壮氏(関西学院大/1991年)を選んだ。いずれもオリックスになってからのドラフト指名である。

 田口氏は外野での印象が強いものの、入団は遊撃手でありプロ入り後にコンバートされている。安達は1年目、そして昨シーズンに三塁の守備についているため三塁での選出とした。

 外野は長池徳士氏(法政大/1965年)、後藤駿太前橋商/2010年)、吉田正尚(青山学院大/2015年)を選んでいる。長池氏は第1回のドラフト会議で入団した選手。3度の本塁打王に輝き、MVPも2度受賞しているレジェンドだ。通算338本塁打は球団記録でもある。

 全体的に野手よりも投手のほうがドラフト1位入団からの成功は多かった。野手で結果を残した選手は下位指名も多い。イチロー氏の4位は有名だが、福本豊氏は7位指名、現在GMを務める福良淳一氏も6位指名である。

 また球団史上初の捕手のドラフト1位指名が、この先現れるのかも注目したい。

<オリックス・ドラフト1位指名のみのベストナイン>
※自由獲得枠、希望入団枠含む
※前身球団含む

投手:山田久志能代高→富士鉄釜石/1968年)
捕手:不在
一塁:岡田貴弘履正社高/2005年高校生/現:T-岡田)
二塁:平野恵一桐蔭学園高→東海大/2001年自由枠)
三塁:安達了一榛名高→上武大→東芝/2011年)
遊撃:田口壮西宮北高→関西学院大/1991年)
外野:長池徳士撫養高→法政大/1965年)
外野:後藤駿太前橋商/2010年)
外野:吉田正尚敦賀気比高→青山学院大/2015年)

(記事=勝田 聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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