＜春季千葉県高等学校野球大会：拓大紅陵4ー0千葉明徳＞◇20日◇2回戦◇ゼットエーボールパーク

　昨秋準優勝の拓大紅陵が千葉明徳に快勝。初戦突破で夏のシード権を獲得した。

　初回に拓大紅陵の4番・加藤 玄竜捕手（3年）が｢チャンスを作ってくれたので、低い打球を狙っていた｣と無死満塁から二点適時打を放って先制した。6回にも適時打を放って追加点を挙げ、この日は2安打3打点。坂巻 展行監督も｢精神的に安定している選手は強い。ここぞの場面での集中力もあり、冷静に対応できている｣と称賛した。

　この日は強風が吹いた中、7回にはピンチで右翼の内田 悠雅選手（3年）が逆風でも落ち着いて捕球。二死からは左翼の阿部 楓太選手（3年）が頭上を抜けそうな打球を好捕した。指揮官も｢2人は本当によく取ってくれた｣と守備の面を称えていた。

　これでベスト16に入り、夏のシード権を獲得した。主将の加藤は｢守備では見えないミスがあったので、次の試合までに修正して、一戦必勝で臨みたいです｣と意気込んでいた。