News

首位走るオリックスはベテラン2投手が奮闘中

2023.07.31


プロ野球も後半戦に突入した。12球団にはベテランと呼ばれる経験豊富な選手が多く所属している。各球団における35歳以上のベテラン選手たちの活躍を前半戦を中心に振り返ってみたい。(※35歳以上は1988年12月31日までに生まれた選手とする)

パ・リーグ3連覇へ向けて首位を走っているオリックスには、今シーズン4人のベテラン選手が所属している。投手では比嘉 幹貴投手(コザ高出身)と平野 佳寿投手(鳥羽高出身)の2人がそうだ。

いずれも中継ぎとしてチームを支えてきた功労者だが、今シーズンも変わらぬ働きを見せている。

チーム最年長となる比嘉は昇降格を繰り返しながら21試合の登板で12回を投げ防御率2.25の成績。失点を喫したのは2試合のみと、さすがの内容だ。ワンポイント的な起用がメインではあるが、7月は5試合中3試合で1回を投げきっている。

平野は25試合の登板で23.1回を投げ16セーブ、防御率1.16と守護神としての役割を果たしている。しかしセーブシチュエーションで必ず登板するわけではない。

年齢的なものだけではなく、5月末には腰痛で登録を抹消されたことも考慮されているのか、山崎 颯一郎投手(敦賀気比出身)らと併用されながら、登板間隔は保たれている印象だ。

一方の野手では安達 了一内野手(榛名出身)とT-岡田外野手(履正社出身)が35歳以上のベテランだ。両選手ともこれまでのチームを支えてきたが、比嘉と平野に比べると少し寂しい。

安達は9試合の出場で打率.130(23打数3安打)、6月下旬に登録を抹消された。T-岡田は9試合の出場で打率.133(15打数2安打)、0本塁打と苦しみ、こちらも27日に登録を抹消された。

若手や中堅の頑張りで打線は好調だが、シーズン後半の山場でベテランとしてチームを引っ張る姿を見せてくれることに期待がかかる。

<オリックスの35歳以上の所属選手>
※1988年12月31日までに生まれた選手

比嘉 幹貴(1982年12月7日生)
平野 佳寿(1984年3月8日生)
安達 了一(1988年1月7日生)
T-岡田(1988年2月9日生)

※数字は2023年7月29日時点

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.26

【春季四国大会逸材紹介・高知編】2人の高校日本代表候補に注目!明徳義塾の山畑は名将・馬淵監督が認めたパンチ力が魅力!高知のエース右腕・平は地元愛媛で プロ入りへアピールなるか!

2024.04.26

【奈良】智辯学園が13点コールド!奈良北は接戦制して3回戦進出!<春季大会>

2024.04.26

今週末に慶應vs.横浜など好カード目白押し!春季神奈川大会準々決勝 「絶対見逃せない注目選手たち」!

2024.04.26

【春季奈良県大会】期待の1年生も登板!智辯学園が5回コールド勝ち!

2024.04.26

古豪・仙台商が41年ぶりの聖地目指す! 「仙台育英撃破」を見て入部した”黄金世代”が最上級生に【野球部訪問】

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!