試合レポート

明大明治vs東京工業高専

2017.07.14

明大明治5回コールド勝ちも課題が残る試合内容に

 明大明治が登場。下級生から経験しているエース・柳澤憲人が最終学年を迎え、この夏こそ躍進に期待がかかる。しかし初戦は、東京工業高専の先発・小豆島優樹(2年)を打ち崩せない。一方、守備では5失策と明大明治らしくないプレーが相次いだ。

 だが、4回裏、一死二、三塁。8番能登亮太の犠飛で1点を先制する。すると5回裏、1番植村太亮(2年)の二塁打でチャンスを作り、無死一、三塁の3番竹下 諒(3年)が左前適時打で2点目。

 さらに一死一、二塁から5番岡田力樹(3年)が左中間を破る適時二塁打で二者生還。明大明治打線の勢いは止まらない。8番能登の中前適時打、代打・山内俊瑛(3年)の適時打、1番植村の適時打で7対0と大きく勝ち越す。さらに代打・大島 敦貴(3年)の適時打、3番竹下の適時打。ここで投手交代。一塁の小川がマウンドに登る。そして4番留畑賢太郎(3年)が二死一、三塁から左前適時打を打ち、10対0。コールド勝ちを決めた。

 コールド勝ちを決めた明大明治だが、反省点は5失策した守備。初戦による硬さなのか。ただこれが力が拮抗した同士との対決になると致命傷になることが考えられる。打線がつながってきてからチームの雰囲気も良くなってきたが、次の試合へ向けて、守備とムード作りを重視して臨んでほしい。エース柳沢はゴロを打たせる典型的なグラウンドボールピッチャー。自分たちの持ち味を発揮して試合に入ることができるか注目だ。

 (レポート=河嶋宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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