北海学園大の153キロ右腕・高谷 舟投手(4年=札幌日大)が全国デビューとなった上武大戦で好投を見せ、同大学の46年ぶりの全国勝利に導いた。
7回裏、二死満塁のピンチで登板した高谷は西原 太一外野手(4年=宮崎商)をスライダーで空振り三振に打ち取り、チームに勢いを乗せた。
9回表に勝ち越し、その裏、マウンドに登った高谷は一死から走者を許したが、牽制で走者を刺し、相手の勢いを止め、最後の打者を三振に打ち取った。
常時140キロ後半・最速151キロの速球、130キロ前半のスライダーを武器に2.1回を投げ、2奪三振の快投だった。試合後、高谷は「後ろで投げることが決まっていて、厳しい場面で登板することは予想していたので、その準備はできていました。初めての全国の舞台でこういう投球ができたのは自信になります」と冷静に振り返った。
159キロ右腕・工藤 泰己投手(4年=北海)とともにドラフト候補として注目されているが、この春はコンディション不良で出遅れた。5月に実戦復帰し、目標のプロ入りへ向けて好アピールを見せた。