<第74回全日本大学野球選手権大会:福井工業大3-0大阪産業大>◇11日◇2回戦◇東京ドーム
21年ぶり2回目の出場を果たした大阪産業大(阪神大学)。初の8強入りを目指したが、福井工業大(北陸大学)の継投策を前に完封負けを喫した。
大阪産業大の主将は小出 望那(4年=大産大付)。侍ジャパン大学代表候補合宿にも召集されたことがあるプロ注目の強肩捕手である。
春のリーグ戦では1本塁打を放っているが、打率.179と打撃は本調子ではなかった。それでも「小出がキャッチャー、キャプテンに徹してくれているのは大きい」と市川 哲也監督からの信頼は厚い。
この日も先発した技巧派左腕・高橋 克弥投手(4年=高知)を好リード。2回表に先制の3ラン本塁打を浴びたが、それ以降は丁寧な投球を引き出し、福井工業大に追加点を与えなかった。
しかし、打線が再三の好機を生かせない。小出も3打数無安打2三振に終わり、「(課題は)打撃力に尽きると思います」と語った。
それでも「全力を出し切ったので、悔いはないです」と胸を張った小出。進路はプロ一本に定めている。今大会でアピールすることはできなかったかもしれないが、全国の舞台を経験できたことは大きな財産になったはず。「本当に楽しかったので、秋もリーグ戦と関西選手権で勝って、また戻って来たいと思います」と秋の明治神宮大会出場に意欲を見せていた。
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